2013年11月24日
たった一人の想いから始まる
【たった一人の想いから始まる】
その日は、
鹿沼社長の誕生日でした。
朝、会社に着くと
いつものように秘書が玄関で待っています。
いつものようにあいさつを交わし、
カバンを預けます。
そしてまた、いつものように
エレベーターに乗って
社長室に向かいます。
ドアを開けて社長室に入るまで、
すべてはいつもと変わりません。
しかし、
ドアを開けて社長室に入ったとたん!!
机の上にある
真っ赤なリボンで包まれた
大きな箱が目に入りました。
リボンを外して、中を見ると・・・・
なんとそこには、
たくさんの手紙がぎっしりと詰まっています。
それらを一枚一枚、手に取ってよく見ると、
子どもの文字で書かれています。
どれもが聞いたことのない名前ばかりです。
一通を開封して読んでみました。
「しゃちょうさん、
おたんじょうびおめでとう。
パパにしごとをくれて
ありがとう。
―たかし」
もう一通開封してみました。
「おたんじょうび
おめでとうございます。
わたしはママがすきです。
だから、ママがはたらいている
かいしゃがすきです。
だから、
しゃちょうさんもすきです。
おしごとがんばってください
―みゆう」
さらに、もう一通。
「おたんじょうび
おめでとうございます。
パパはいつも
かいしゃのはなしをしてくれます。
ぼくのゆめは、
しゃちょうさんのかいしゃにはいって、
パパといっしょにはたらくことです。
―ゆうじ」
それらはなんと、
社員の子どもたちからの
バースデーカードだったのです!
鹿沼社長は感動しました。
こんなにも、たくさんの
バースデーカードをもらったことは、
もちろんありません。
今までに感じたことのないような
社員との一体感がありました。
さらに社員だけではなく、
その家族を含めたたくさんの人々とのつながりを
実感することができました。
社長は、すべての手紙を
一枚一枚手に取って、読みました。
秘書は、その姿をビデオに収めていました。
後に、そのビデオは社員に公開され、
会社全体が笑顔で満ち溢れるようになりました。
社長は一人ひとりの子どもたちに、
お礼の手紙を書きました。
それから、毎年社員の子供の誕生日には
バースデーカードを送っています。
このきっかけをつくったのは、
社員の宮路さんです。
ある時、社員の宮路さんは、
会社全体が一つになれるような企画を
考えていました。
会社の中では、
たくさんの社員が忙しく働いているのですが、
どこかに孤独感と焦燥感が
あったのです。
「部署を超えた、
一体感のある活動が
何か必要だ・・・・」
そして、思いついたのが、
この企画でした。
一人の社員の想いが、
会社全体を一つにしたのです。
組織の一体感は、
たった一人の社員の想いで、
創り出せるものです。
(『新・経営用語辞典~最強の夢実現ツール~』福島正伸著より)
メルマガ輝く未来ビトより
とても素敵な話です
こんなことしたらいい
面白いと思う
思っても行動する人ってなかなか居ないですよね
社員の行動がとても素晴らしいと思いました
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 17:30│Comments(0)
│今思った事 考えた事