2013年06月28日
60分後に来てください
《60分後に来てください》
お子さんは、パニック障害で混雑に身を置くことや、
行列に並ぶことができません。
ディズニーランドは無理と思っていましたが、
思い切って総合案内所に電話をして事情を話すと、
返答はあっけないほど
「どうぞ、いらして下さい」
だった。
大丈夫だろうか?
と思いながら園にいくと、
案の定アトラクションは長蛇の列。
キャストに事情を説明すると
「お父さん、申し訳ないですが40分後に来て頂けますか」
と言われた。
40分後に戻ってみると、
特別レーンを通って
並ぶこと無くアトラクションを体験できた。
次のアトラクションに行くと、やはり長蛇の列。
同じように、事情を説明すると
「お父さん、申し訳ないですが60分後に来て頂けますか」
という。
行こうとして、ふと疑問に思い
「先ほどは40分で、今回は60分、それは何故ですか?」
と聞いてみました。
するとキャストが笑顔で
「お父さん、あそこの表示を見て頂けますか?
このアトラクションは60分待ちなのです。
私は、お子様は普通のお子様と思います。
ですから、他のファミリーゲストと同様に
60分後に楽しんで頂きたいと思っています」 と。
聞いたご夫妻は号泣されたそうです。
今まで、どこの遊園地に行っても、
事情を話すと優先的に案内して頂いた。
ありがたいと思う反面、
――ああやっぱり、うちの子は普通じゃないのだ、
ちゃんと並んでいる他の親御さんに悪いな――
という気持ちを持っていました。
でも、ディズニーランドは、
他の親子が並ぶのと同じ時間を私たちにくれて、
悪いな~という心の重荷をとってくれました。
事務的に
「はい、どうぞ」
というテーマパークよりも、
ずっとやさしいところだと知りました。
(『人にやさしい会社がみんなを幸せにする』角田識之著)
メルマガ輝く未来ビトより
本当の優しさとは何でしょうか?
特別扱いをする事だけが優しさだと感じる人も居るかもしれません
しかし
相手の立場に立って始めて見えてくるものがあると思います
普通に扱う事が優しさになったりするのです
最高のサービスはマニュアルでは作れません
相手に寄り添う心から生まれるのでしょうね
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 22:25│Comments(0)
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