2012年11月12日
心を暖める座布団
《心を暖める座布団》
しなの鉄道の大屋駅。
明治29(1896)年に開業した際の旧国鉄時代の木造駅舎がそのまま使われている。
その待合室の3つのベンチに久留米絣(かすり)の座布団12枚が敷いてある。
座布団は25年前に始めて置かれた。
駅員もだれが置いていってくれたか、知らなかった。
翌年の夏、ある女性が座布団を洗濯のために回収に来て、初めて真相が判明した。
駅前で写真館を営んでいる女性で、
冬の夜、冷たい風の吹き込む駅舎に
「せめて座布団を」と置いたのが始まりだった。
大家族だった家には当時、使わなくなった布団がたくさんあった。
仕事の合間を使って、その布団の綿を、
これまた着なくなった久留米絣の着物の布地に入れて、座布団を作った。
大屋の駅や町、空気が好き。
古くて素朴な大屋駅には、絣がよく似合うと思いました。
女性は70歳になった今も、年一回の座布団の洗濯と補修を続けている。
今年も座布団を持って行くと、観光客の男性が
「こんな所に住みたいな」とつぶやいた。
嬉しかった。
そこに気持ちを置かせてもらっているだけ。
どうってことない。
大屋に来て心が休まればいい。
高校一年の男子生徒は
「毎日使うけど、知らなかった。
感謝しないといけませんね」
駅員の山辺真一さんも
「木のいすじゃ冷たくて座れない。
今ではあって当たり前になったけど、ありがたいことです」
この女性は、新聞記事でも名を明かしていない。
心温まるニュースより
ゆうの100人の1歩より
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とても素敵な話しです
ほんの小さな優しさが人の心を暖かくしてくれる
それも名を明かさずにし続ける姿がさらに素早いですね(^-^)
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 13:43│Comments(0)
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