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2012年11月06日

どんな子どもの心の中にも



《どんな子どもの心の中にも》


私が初動教育に取り組むようになったのは、

学級崩壊したクラスの担任になったことがきっかけでした。


そのクラスは、先生の話を聞かない空気が既にできあがっていて、

教師が当り前の話を当たり前にしたところで、聞いてもらえません。


「どうすればこのクラスを立て直せるか?」

悩みに悩みました。


そして、ある一つの答えに辿り着きました。


それは、

どんな子どもの心にも、

「変わりたい!」

「成長したい!」

という気持ちが必ずある

ということでした。


だから、学年の変わり目という機会はチャンスだと思ったのです。

そして、その子どもたちの気持ちにだけアプローチすることに集中しよう!と決めたのです。


そこで思いついたのが、

一目瞭然で、

くどくどした長い話の必要がない、

「紙芝居」を使うことでした。


クイズ形式にしたり、

図を書いたりして、

子どもたちの関心を惹きつけることを思いつきました。


でも、学級崩壊しているクラスに、

最初から紙芝居というわけにはいきませんでした。


そこで最初にしたことは、

「笑い話」

でした。


色んなタイプの異なる笑い話をはなすと、

子どもたちの反応が思ったりより上々で、

ドッとした笑いが巻き起こり、

クラスの空気が動き始めました。


「子どもたちはこんなに笑えるじゃないか!」

そう思いました。


笑いには、クラスをまとめる集約力があるんです。



続いて、自己紹介の時にも工夫を加えました。

スポーツの話をする一方で、キティちゃんの話をしたり、

そういった幅のある話、

メルヘンからヤクザまでテリトリーの広い話ができることが、

教師には必要だというのが私の持論です。


そうして、いろんなタイプの子どもたちに対応していき、

自分の話しをして、自己開示をどんどんしていくのです。


笑いと自己開示

こうしていくうちに、

子どもたちは、私の話を、

身を乗り出すように聴くようになっていきました。


そして、その上で、

クラスのルールを明確に伝えることをする。


例えば、

一所懸命に頑張って失敗したことは、絶対に叱らない。

その代り、人が嫌がることや人を馬鹿にすることは

絶対に許さない、などです。


教師がその時々の気分に左右されるのではなく、

何を叱り、何を褒めてくれるのか、

子どもたちに明確に伝えることは、

子どもたちに安心感を与えることにつながります。


この段階まで辿りついたところで、

ようやく子どもたちの「成長したい!」という

向上心を掻き立てていく上での素地ができます。


そして、ここから紙芝居を使い、

子どもたちの向上心に火をつけていくのです。



初動教育の最も大切なポイントは、イメージ化にあると考えています。

自分たちが目指すべきゴールをイメージさせるのです。


例えば子どもたちは、耳にタコができるぐらい、

「もっと成長しろ!」と言われ、

自分自身でも成長したい!と思う反面、

具体的に何をどうしたら、成長につながるのかわからずにいることが多いのです。

そこで、紙芝居を使い、

具体的な指針となるものを紙芝居で示すのです。

月刊致知11月号掲載
小学校教諭 平 光雄


輝く未来ビトより
登録は空メールで
00576250s@merumo.ne.jp


変わりたい
成長したい

そう思う子供の心を感じでキッカケを与えていける大人に成りたいですね


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 12:31│Comments(0)今思った事 考えた事
 
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