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2012年09月06日

アヒルの水かき


神奈川の最幸な校長先生“中野敏治”さんから、素敵なお話が届きましたのでご紹介させて頂きます♪


_______


クラスにとても字のうまい生徒がいました。


クラスの、いや学年、学校のみんなが彼女の字のうまさを認めていました。


とても快活な女の子で、スポーツも得意でした。


明るく、誰とでも話せる、そしてリーダー性もあり、みんなから信頼されていました。


どんなことでも、さらっとやってしまう彼女は、みんなにとってあこがれの存在でした。


毎年、いくつもの習字のコンクールがあります。


彼女はそれらのコンクールに毎回応募し、素晴らしい賞をもらっていました。


彼女の字のうまさは、どうしてなのか、みんなは気が付きませんでした。


きっと書道教室へ通っているからだろうと思っていました。


確かに彼女は、毎週1回書道教室へ通っていました。


部活動は運動部に入りながら、放課後の部活動を終えてから、彼女は習字教室に通っていました。


ほとんど休むこともなく、通っていたといいます。


でも、それだけではなかったのです。


彼女の書道に対する思い、コンクールに自分の作品を出す気持ちというのは、書道教室で練習をして、それをコンクールに出していたというだけではなかったのです。


ある時、彼女が、半紙を箱でまとめ買いをしていると聞きました。


どれだけ練習をしているのかと思いました。


自宅の新聞紙も彼女の習字の練習用になると言います。


あるコンクールに応募するとき、彼女に聞いてみました。


「どのくらい練習したの?」と。


彼女は「練習はたくさんしているよ」と笑いながら話しました。


そして、今回応募する作品を仕上げるために、書いた量は「百枚くらいだよ」というのです。


けして、自慢するような素振りもなく、さらっと言うのです。


彼女の書道に対する姿勢を知って、他の生徒に次のような話をすることが多くなりました。


きっと、彼女は書道に対してだけでなく、他のあらゆる活動に対しても同じ姿勢だと思います。


「アヒルの水かき」


公園の池や湖で、よく水鳥がスイスイと泳いでいるよね。


本当に気持ちよさそうにね。


まるで、水面を滑っているように、スイスイと前に進んでいるのを何度か見たことあるでしょ。


あんなに力も入れずにスイスイと思い通りに進むといいよね。


でもね、あの水鳥の脚は水面下でどうなっていると思う?


水面上ではわからないけど、水面下では一生懸命に足を動かし、前に前に進もうとしているんだよ。


周りの人が、あまり苦労をしないで、勉強ができているように感じたりするけど、でもね、みんな見えない努力をしているんだよ。


プロスポーツ選手も、輝いているけど、みんな見えない努力をしているんだよ。


見えない努力が大切なんだよね。そして、努力はけして裏切ることはない。


彼女からたくさんのことを学びました。

魂が震える話より
登録は空メール送信で
00526431s@merumo.ne.jp

とても素晴らしい

やっている所を気が付かせない

見習いたいですσ(^_^;)


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 02:15│Comments(0)今思った事 考えた事
 
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