2012年05月22日
実はみんな幸せなのかもしれません
【ヘブライの王の助言】
ある村に、毎日のように自分の不幸を嘆いている男がいた。
男の言い分はこうだ。
「オレの家は狭いうえに、子どもが四人もいて、おまけに女房が太っているので、
自分は毎日立って寝なければならない。
ひどい話しじゃないか。
こんな狭い家に住むオレほどこの世で不幸な人間はいないだろうよ」
この不満を聞いたヘブライの王は、男にこう命令した。
「おまえのその狭い家の中で、ニワトリを10羽飼いなさい」
王の命令に嫌々従った男は、こう不満を申し立てた。
「女房と子どもだけでも足の踏み場もないのに、
ニワトリ10羽をそこで飼ってたら、私は糞にまみれて寝よと言うのですか。
前よりも不幸になりましたよ」
これを聞いたヘブライの王は、さらにこう命じた。
「それでは、ニワトリ10羽に加えて、羊を10匹家の中で飼いなさい」
男は王の命令だから従ったが、国中の人間に向かって、自分は王の命令のおかげで世界で一番不幸な目に遭っていると、言い回った。
しばらくして、やっと王は「ニワトリ10羽と羊10匹は、家の外で飼ってよい」
と命令を変えてくれた。
次の日、男は王のもとに、感謝の品々を持って駆けつけて、こう言った。
「私は大変幸せな男です。
今や、私の家には家内と子ども四人、広々と暮らせるようになりました。
ありがとうございます」
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「ユダヤ人の成功哲学“タルムード”金言集」
石角 完爾 著
集英社より
魂が震える話より
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 08:00│Comments(0)
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