2011年08月14日
歩々是道場
「なでしこ力」佐々木則夫著より
僕が26歳から27歳にかけての時期に、それは起きた。
妻が脳膜炎を患ったのだ。
生死に関わる病気で症状も苦しそうだったため、僕は会社に休みをもらい、サッカー部も休部して、集中治療室にいる妻のそばに寄り添うことにした。
妻の命に代えられるものではないが、子供のころからずっと続けていたサッカーから離れるのは、想像した以上につらいっことだった。
時は1985年。
日本代表は夢のワールドカップ初出場に迫る躍進を遂げ、明治大学で同期だった木村和司が、その予選の韓国戦で直接FKを決めていた。
数か月が経つと、妻の病状は峠を越えた。
退院が認められ、自宅療養に切り替わった。しかし最愛の妻が苦しんでるには違いがなかった。
それなのにサッカーに未練を感じていた。俺だってやれる。まだうまくなれる。
年齢を考えると選手として活躍できる期間はそれほど残されていなかった。
「サッカーがやりたいんでしょ」
ある時、妻がささやくように言った。僕の気持は彼女には見え見えだったのだ。
「私のせいで、サッカー辞めないで。人生は一度きりだよ」
彼女はそう言って僕の背中を押そうとするのだった。
僕はこれまで、人生の様々な壁にぶつかってきた。
そのたびに自分を受け入れて目の前の現実に向き合ってきたつもりだ。
「歩々是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。
禅の言葉で
「心がけ1つで、どんな場所も自分を高める道場になる」
という意味。
僕はこの言葉を帝京高校サッカー部のキャプテンになった時に父から教えてもらった。
HSコーポレーション星野 修の想い・志
登録は空メールを
00556024s@merumo.ne.jp
どんな壁も
どんな出来事も
心がけ一つで自分を高める事に変えられる
まずはどんな出来事でも
否定せずに受け入れて、自分の人生に対して意味を見出してみませんか?
必ず成長出来る出来事に変わると思いますよ♪
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 13:38│Comments(2)
│今思った事 考えた事
この記事へのコメント
始めまして!
素晴らしい言葉を 想いを有難うございました。
素晴らしい言葉を 想いを有難うございました。
Posted by クミスクチン at 2011年08月14日 17:48
クミスクチンさんこんにちは
素敵な言葉ですよね
この言葉を胸にお互い成長しましょうね
コメントありがとうございます
素敵な言葉ですよね
この言葉を胸にお互い成長しましょうね
コメントありがとうございます
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 2011年08月15日 01:10