2011年07月11日
半分のシアワセ
【半分のシアワセ】
随分前にNHKが
タイの格差社会の問題を取り上げた番組を放送していた。
やっと電気が届くようになった村に、
テレビのセールスマンが営業に入った。
もちろんどの家もテレビなどない。
彼はそこに無限の可能性を見出した。
セールスマンはテレビのスイッチを入れ、
その面白さを村人に魅せた。
村人はテレビに釘付けになった。
そして、テレビが欲しくなった。
しかし、現金がない。
そこでセールスマンは
ローンという仕組みを紹介した。
お父さんが首都バンコクに出稼ぎに行けば、
毎月安定した収入が得られる。
その中から少しずつ返済していけばいい と。
村の男たちは
家族のためにテレビを購入し、
自ら出稼ぎにいった。
ところが彼らを待っていたのは、
厳しい就職難だった。
地方から出てきた男たちは、
スラム街に流れ、
悲惨な生活をしている
そんな番組だった。
ビジネスとは、
商品やサービスと引き換えに
顧客を幸せにするものだ。
顧客の幸せそうな顔を見て、
商品やサービスの提供者は
初めて幸せを感じる。
日本経済はそうやって成長してきた。
誰もが電気のない村に電線を引いて
電気が通った時も歓声を上げたはずだ。
だけど、
数年前に聴いた
映画監督:大林宣彦さんの言葉が
脳裏をかすめる。
「文明って奴は、
人間を
半分しか幸せにしないんだよ」
先日、各電力会社の株主総会が開かれた。
どの会場でも、「脱原発」が提案されたが、
ほとんどの会場で否決された。
「そうか・・・
社会ってそんなに急に変わらないんだ」
「半分の幸せ」を心の在り方に置きながら、
文明がもたらす「もう半分の幸せ」に、
安全・安心が付加されるまで、
もう少し時間が必要だ。
あともう少し。
3・11の教訓を
未来に活かさないなんて、
日本人はそれほど愚かじゃない
(と信じたい)
(みやざき中央新聞7月4日号社説より)
今日は7月11日。
14:46には、黙とうをしようと思います。
みやざき中央新聞♪
ほんとにおすすめ。
試読もできますよ♪
http://miya-chu.jp/
試読を申し込むと、
手書きのメッセージも送られてきて、
ほんと感動しました。
-*-*-今日の輝く言霊-*-*-
今日は、
昨日までしか生きられなかった人が
どうしても生きたかった日だ。
だから、今日を
一生懸命に
楽しんで生きる!
(水上泰宏さん)
メルマガ【輝く未来ビト】より
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人は何かを得るために
何かを失っていくのですね
得るものだくをみて
気が付かないうちに絆など大切な物を失ってきたような気がします
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 10:01│Comments(0)
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