2013年03月19日
1年3組の魔法
『1年3組の魔法』
高浜市の山本美代子さん(三七)からの便り。お嬢さんの紗矢香ちゃん(七つ)は、この春、地元の高取小学校に入学した。
ダウン症という障害があるが、普通学級で学んでいる。担任の先生は、ただ甘やかしたり特別扱いするというのではなく「紗矢香ちゃんを応援しようね」とクラスのみんなに声をかけてくれた。
そのおかげで学校が大好きになった。
運動会を控えて、紗矢香ちゃんは何度も駆けっこの練習してきたがうまく走れない。先生に手をつないでもらって後から一人で走った。家でも何度も練習をした。
さて運動会の当日。駆けっこの入場行進が始まっても、紗矢香ちゃんは一人だけ動かない。音楽が入場の合図だとうことが理解できないのだ。
先生が手を取り、連れて行ってくれた。山本さんは不安になったが「どんな結果でも受け止めよう」と心に決めたという。
「よーいドン」
紗矢香ちゃんはみんなと一緒にスタートした。一生懸命に走った。ずいぶん遅れはしたが、ちゃんとゴールできた。
席に戻ってくると、友だちが、
「今日が一番早かったね」
と褒めてくれた。リレーの選手にもなっている足の速い友だちも、
「今日は紗矢香ちゃんが一番だったよ」
と言ってくれた。
閉会式の入場行進のとき、またまた動けなくなってしまった。その時、隣のクラスの男の子が紗矢香ちゃんの背中を押して助けてくれた。おかげで整列することができた。
「見えない所で見えない力が働いている気がします。一年三組の魔法かな」
学校の友だちからたくさんのすてきな宝物をもらって、山本さんは涙があふれしまったという。
おかげで紗矢香ちゃんは「やる気」が芽生えて楽しく学校生活を送っている。
志賀内泰弘
《ほろほろ通信/中日新聞2007.10.28 掲載》
ギブ&ギブメルマガ
登録は下記より
http://www.rakume.jp/usr/access.jsp?i=102281&t=3&k=2&p=1
素敵な魔法です
みんなが思いを一つにする事で魔法のような事が起こる
実は魔法は小さな小さなみんなの優しさで出来ているのかもしれないですね
高浜市の山本美代子さん(三七)からの便り。お嬢さんの紗矢香ちゃん(七つ)は、この春、地元の高取小学校に入学した。
ダウン症という障害があるが、普通学級で学んでいる。担任の先生は、ただ甘やかしたり特別扱いするというのではなく「紗矢香ちゃんを応援しようね」とクラスのみんなに声をかけてくれた。
そのおかげで学校が大好きになった。
運動会を控えて、紗矢香ちゃんは何度も駆けっこの練習してきたがうまく走れない。先生に手をつないでもらって後から一人で走った。家でも何度も練習をした。
さて運動会の当日。駆けっこの入場行進が始まっても、紗矢香ちゃんは一人だけ動かない。音楽が入場の合図だとうことが理解できないのだ。
先生が手を取り、連れて行ってくれた。山本さんは不安になったが「どんな結果でも受け止めよう」と心に決めたという。
「よーいドン」
紗矢香ちゃんはみんなと一緒にスタートした。一生懸命に走った。ずいぶん遅れはしたが、ちゃんとゴールできた。
席に戻ってくると、友だちが、
「今日が一番早かったね」
と褒めてくれた。リレーの選手にもなっている足の速い友だちも、
「今日は紗矢香ちゃんが一番だったよ」
と言ってくれた。
閉会式の入場行進のとき、またまた動けなくなってしまった。その時、隣のクラスの男の子が紗矢香ちゃんの背中を押して助けてくれた。おかげで整列することができた。
「見えない所で見えない力が働いている気がします。一年三組の魔法かな」
学校の友だちからたくさんのすてきな宝物をもらって、山本さんは涙があふれしまったという。
おかげで紗矢香ちゃんは「やる気」が芽生えて楽しく学校生活を送っている。
志賀内泰弘
《ほろほろ通信/中日新聞2007.10.28 掲載》
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登録は下記より
http://www.rakume.jp/usr/access.jsp?i=102281&t=3&k=2&p=1
素敵な魔法です
みんなが思いを一つにする事で魔法のような事が起こる
実は魔法は小さな小さなみんなの優しさで出来ているのかもしれないですね
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 21:39│Comments(0)
│感動話