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2012年04月17日

パパとまぁのママになるから


子供って親が思う以上にシッカリと物事を考えて居るんですね

思わず泣いてしまいました

ーーーーーーーーーー


もう10年も前の話。


妻が他界して1年がたった頃、


当時8歳の娘と3歳の息子がいた。


妻がいなくなったことをまだ理解できないでいる息子に対して、


私はどう接してやればいいのか、


父親としての不甲斐なさに悩まされていた。


実際私も、妻の面影を追う毎日であった。


寂しさが家中を包み込んでいるようだった。


そんな時、私は仕事の都合で家を空けることになり、


実家の母にしばらくきてもらうことになった。


出張中、何度も自宅へ電話をかけ、子供たちの声を聞いた。


2人を安心させるつもりだったが、心安らぐのは私のほうだった気がする。


そんな矢先、息子の通っている幼稚園の運動会があった。


“ママとおどろう”だったか、そんなタイトルのプログラムがあり、


園児と母親が手をつなぎ、輪になってお遊戯をするような内容だった。


こんなときにそんなプログラムを組むなんて・・・


「まぁ、行くよ♪」 娘だった。


息子も笑顔で娘の手をとり、二人は楽しそうに走っていった。


一瞬、私は訳が分からずに呆然としていた。


隣に座っていた母がこう言った。


あなたがこの間、九州へ行っていた時に、


正樹はいつものように泣いて、お姉ちゃんを困らせていたのね。


そうしたら、お姉ちゃんは正樹に、


「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ?


本当はパパだってとってもさみしいの、


だけどパパは泣いたりしないでしょ?


それはね、パパが男の子だからなんだよ。まぁも男の子だよね。


だから、だいじょうぶだよね?


お姉ちゃんが、パパとまぁのママになるから」


そう言っていたのよ。


何ということだ。


娘が私の変わりにこの家を守ろうとしている。


場所もわきまえず、流れてくる涙を止めることが出来なかった。


10年たった今、無性にあの頃のことを思い出し、また涙が出てくる。


来年から上京する娘、おとうさんは君に何かしてあげられたかい?


君に今、どうしても伝えたいことがある。


支えてくれてありがとう。君は最高のママだったよ。


私にとっても、正樹にとっても。


ありがとう。

(ネットにあった話より)


魂が震える話より
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 12:44│Comments(0)感動話
 
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