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2012年04月12日

最後の授業

以前にも載せたと思いますが

とっても素敵な授業です

ーーーーーーーーーー
月刊致知より
「最後の授業!」 大畑誠也著


私が考える究極の目的は、


「親に感謝、親を大切にする」です。


高校生の多くは、いままで自分一人の力で生きてきたように思っている。

親が苦労をして育てたことを知らないんです。

このことを考えるのに一番ふさわしい機会として、私は卒業式の日を選びました。

式の後、三年生と保護者を全員視聴覚教室に集めて、私が最後の授業をするんです。

後ろに立っている保護者を生徒の席に座らせ、生徒をその横に正座させる。

そして全員に目をつぶらせてからこう話しを切り出します。


「いままで、お父さん、お母さんにいろんなことをしてもらったり、心配をかけたりしただろう」


「それを思い出してみろ。交通事故に遭って入院したものもいれば、親子喧嘩をしたり、こんな飯は食えんとお母さんの弁当に文句をいったのもおる・・」


そういう話を話しをしてるうちに涙を流す者も出てきます。


「おまえたちを高校に行かせるために、ご両親は一所懸命働いて、その金ばたくさん使いなさったぞ」


「そういうことを考えたことがあったか」


「学校の先生にお世話になりましたと言う前に、まず親に感謝しろ」


そして、


「心の底から迷惑をかけた、苦労をかけたと思うものは、いま、お父さんお母さんが隣におられるから、その手ば握ってみろ」


というわけです。


すると一人、二りとつないでいって、最後には全員がつなぐ。

私はそれを確認した上で、こう声を張り上げます。


「その手がねぇ!18年間お前たちを育ててきた手だ」


「分かるか!」


「親の手をね、これまで握った事があったか?」


「お前たちが生まれた頃は、柔らかい手をしておられた」


「今はゴツゴツしているのは、お前たちを育てるために大変な苦労をしてこられたからたい」


「いま、ゴツゴツした手をしておられるのは、お前たちを育てるために大変な苦労をしてこられたからたい。それを忘れるな・・」


その上でさらに・・・


「18年間振り返って、親に本当にすまんかった、心から感謝すると思うものは、いま一度強く手を握れ」


というと、あちらこちらから嗚咽が聞こえてくる。


私は、


「よし目を開けろ。分かったや?私が教えたかったのはここたい・・」


「親に感謝、親を大切にする授業終わり・・・」



と言って部屋をでていく。


振り返ると親と子が抱き合って涙を流しているんです。


HSコーポレーション星野 修の想い・志
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 14:26│Comments(0)感動話
 
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