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2012年02月29日

メールの差出人

涙が…

隣にいる人と過ごす時間は永遠ではない

だからこそ一緒に過ごす時間は大切にしないといけませんね

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【メールの差出人】



あんなに楽しかったのに、


あんなに元気だったのに、


なんでっ!


病院に行くと、細くなった妻が寝ているんだ。


起きている時は携帯でメールをしたりしていると、看護師さんが言ってたから、


ある時気になって、そのメールを見てみたらさ・・・


もう、その場にいられなくなる位涙が出てきて・・・


妻の携帯もって病室の外に向かったんだ。


妻の携帯のメールには、


こんなメールが届いてたんだ。


「必ず治るよ!私がついてる!」


「気合いだー!気合いだ−!気合いだー!」


「止まない雨はない。明けない夜はない。治らない病気もないんだ」


「大丈夫!きっと大丈夫!」


そんな励ましの言葉がいっぱい並んでて、


で、


その差出人は、


妻、本人だったんだ・・・


自分で自分にエール送って、


毎日毎日自分を勇気付けて、


正直俺、何やってんだ!って、自分が情けなくなって、


涙が溢れてきた。


もっと近くで、もっと俺が、もっと励まさなきゃいけないのに、


余命僅かの妻が、自分で自分を奮い立たせているのに、


そう思ったら泣けてきた・・・


次の日に、ありったけの応援メールを送ったらさ、


ニコニコ笑顔で携帯見せてきたんだ。


そのメールの言葉を待ち受けに設定したんだって、喜んでたなぁー・・・


亡くなる3日前に、妻から最後のメールが届いてさ、


その後、ほとんど意識が無くなっちゃって、


ちゃんとお礼も言えずに天国に行っちゃった。


その最後のメールには、こうあったんだ。


「私はまだあきらめてない!きっとよくなるから、またディズニーつれてって。


もうわがまま言わないから、神様お願い、私のからだを治して・・・


○○と一緒に過ごす一日一日が、


こんなに大切で幸せなものだったと、


今になってやっと気付いたよ。


はやく治して、また一緒にふざけ合いたいよ。


治るまで、ちょっとだけ待っててね」


最後の最後まであきらめてなかった妻のメールを見るたびに、


俺はいつも勇気がわいてくる。

_______

魂が震える話より
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 09:58│Comments(0)感動話
 
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