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2014年05月11日

【つねに先に進みなさい】


あるところに、年老いたきこりがいた。

毎日森に行って、まきを集め、それを市場(バザール)で売って生活していた。



彼は貧しかった。

身体も弱くなり、それほど多くのまきを運ぶこともできなかった。



森には、ひとりのサドウー(修行僧)が、いつも同じ樹の下に座って瞑想していた。

ある日、サドウーがきこりに言った。


「老人よ、いつも同じところにいないで、少し先に進みなさい」


言われるがまま2キロほど先まで行ってみると、彼はそこに白壇の木を見つけた。

それはほぼ一週間分の稼ぎをもたらした。


彼はすこし休養することができた。

彼が森へ行く回数は少なくなった。

白壇の木は貴重品で、高価に売れたからだ。



だが森に行くたびに、彼はサドウーに捧げものをもっていった。

サドウーはいつも静かに瞑想していた。

そして、あるとき、きこりに言った。


「老人よ。白壇の木に満足しないで、もっと先まで進みなさい」

その日、彼はいつもより森の奥まで進んでいった。

そして、そこで銅の鉱脈を発見した。

それはゆうに一ヵ月分の稼ぎに匹敵した。

彼はうれしくてたまらなかった。



しばらくたってから、森へ行くとサドウが言った。


「老人よ。私はこの森を出て、巡礼の旅に行く。

いいかね、覚えておきなさい。つねに先に進むのだよ」


きこりは、その日、いつもより先まで進んでみた。

そこには銀の鉱脈があった。

帰り道、サドウーの樹のそばを通ったが、サドウーはもういなかった。


老人は銀を市場で売った。

彼は金持ちになった。


いまや彼は一年に数回森へ行くだけだった。

しかし、あれ以来サドウーの姿を見ることはなかった。




あるとき、老人は森を歩きながらこう思った。


「森の聖者は、つねに先に進みなさいと言った。

私は銀の鉱脈に満足して、ここにとどまるべきではない。先に進もう」


そして彼はさらに先に進み、ある日金鉱を見つけ、

そしてさらに先に進んでダイヤモンドを発見した。


(インドの寓話より)


日々成長し続けることを意識する

とても大切ですね

ほんの少しでも良いので

成長できる事を選んで行きたいですね


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 11:37│Comments(0)勉強になります
 
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