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2013年10月28日

ありがとう、おかあさん

《ありがとう、おかあさん》

ある時、奈良で障害者の人たちが集う施設
『たんぽぽの家』をつくろう
という運動が始まりました。

その資金集めのために、
コンサートをやることになりました。

障害者が詩を書いて、
それにメロディーを付けて歌う、
『わたぼうしコンサート』
です。


この話をしたら、
言葉の出ない「やっちゃん」という子が、
キャーキャーと声を上げて、
詩をつくりたい!と意欲を見せました。

やっちゃんは、私が一番最初に出会った生徒。
一言も言葉を発せず、歩くことも、手を動かすことも
できない子でした。


やっちゃんとコミュニケーションしながら、
詩をかきあげ、完成したのが、

『お母さん、僕が生まれてごめんなさい』

という、お母さんへの感謝を伝える詩でした。


~~~~

ごめんなさいね おかあさん
ごめんなさいね おかあさん
ぼくが生まれて ごめんなさい

ぼくを背負う かあさんの
細いうなじに ぼくはいう

ぼくさえ 生まれなかったら
かあさんの しらがもなかったろうね

大きくなった このぼくを
背負って歩く 悲しさも
「かたわな子だね」とふりかえる
つめたい視線に 泣くことも
ぼくさえ 生まれなかったら
 
ありがとう おかあさん
ありがとう おかあさん
おかあさんが いるかぎり
ぼくは生きていくのです

脳性マヒを 生きていく
やさしさこそが 大切で
悲しさこそが 美しい

そんな 人の生き方を
教えてくれた おかあさん

おかあさん
あなたがそこに いるかぎり

~~~~


これにやっちゃんのお母さんは、
詩で返しました。



~~~

私の息子よ ゆるしてね
わたしのむすこよ ゆるしてね
このかあさんを ゆるしておくれ

お前が 脳性マヒと知ったとき
ああごめんなさいと 泣きました
いっぱいいっぱい 泣きました

いつまでたっても 歩けない
お前を背負って歩くとき
肩にくいこむ重さより
「歩きたかろうね」と 母心

”重くはない?”と聞いている
あなたの心が せつなくて

わたしの息子よ ありがとう
ありがとう 息子よ

あなたのすがたを見守って
お母さんは 生きていく

悲しいまでの がんばりと
人をいたわるほほえみの
その笑顔で 生きている

脳性マヒの わが息子
そこに あなたがいるかぎり


~~~~


(みやざき中央新聞:向野幾世さんのお話参照)


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参加費は当日会場でお支払いください。

申し込み後キャンセルする場合は必ずメールか電話で連絡をお願いします


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沖縄読者会を実現する会
090-8290-2223(担当:霜鳥)
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 16:43│Comments(0)
 
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