2013年09月13日
『真面目で正直だなぁ』
《『真面目で正直だなぁ』》
私の住む町の名古屋高速道路公社で働く、松永敏彦さんから聞いた話です。
松永さんは、サービス推進課、いわゆる「お客様センター」でお客様からの声を聞く仕事をしています。
松永さんが、ふと、
「日本は、まんざら捨てたものじゃないなぁ、と思うことがあります」
と言いました。
「え!? 何が?」
と尋ねると・・・。
名古屋高速道路では、未払通行車両が、平成23年度には年間で約22,000台あるといいます。それは、総通行台数の約0.02%だそうです。
その原因はというと、
「ETCカードがきちんと挿入されていなかったため、バーが上がらず、そのまま通過してしまった」
「カード期限切れに気づかず走行してしまった」
「レーンを間違えて一般レーンをETCで通過してしまった」
「カード未挿入で通過してしまった」
「いつもと違う車だったのでETCが付いていないが勘違いしてETCレーンを通過してしまった」
など、ドライバーの「うっかりミス」が大半なのだそうです。(中には、例外的に意図して突破する車も若干あるそうですが)
高速道路公社では、その対策として、ドライバーの方の注意を喚起するための「ETCカード未挿入お知らせアンテナ」の設置、ETC専用レーンの路面着色塗装、ETCレーンと一般の混在レーンの原則廃止、また、一部料金所には監視カメラを設置するなどを
実施しているそうです。
さて、何が「まんざら捨てたものじゃない」のか?
「ETCのバーが上がらなかったが、そのまま通ってしまったけれど、何だか変だ」
「機械が反応しなかったような気がする。ちゃんと、料金が引き落としされただろうか」
と不安になり、ドライバーの方からお客様センターへ
「通行料金を払いたいけど、どうしたら良いでしょう?」
という電話がたくさんかかってくるというのです。
その場合、お客様に次の点を確認します。いつ(日時)、どこで(料金所)での出来事か。そして、ETCカードの番号、車両ナンバー、車種、車の色も。それらを元にして、ETC装置の記録などを照らし合わせて調べます。
もし、申し出の通りに支払われていないとしたら、本人の了承のもとに引き落としの手続きをするのだそうです。
日本に初めて来た外国の人が、タクシーに忘れ物をした。慌てて問い合わせたら、手元に戻ってきた。カバンの中の財布もそのままに。
「なんて日本人は正直なんだろう」
と感動した。そんな話をあちこちで何度も聞いたことがあります。レストランのレジでも、こんな光景を見かけたことがあります。
「私が支払ったのは5千円だよ。7千円もお釣りをもらったら儲かっちゃうよ」
レジのスタッフが受け取ったお札を1万円と勘違いしてのことです。
松永さんは言います。
「本当に真面目で正直な方が多いなあと思い、非常に感動しました」
ETCに限らず、いつ、どこでも、かくあるべきという生き方をしたいと改めて思いました。
ギブ&ギブメルマガより
日本人の素晴らしい国民性は震災の時にも世界中で賞賛されましたね
こんな国に生まれて来たなんですごく運が良いな〜と改めて思いました
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 17:45│Comments(0)
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