2013年07月27日
「その五00円は大事にしなさい」
《「その五00円は大事にしなさい」》
僕が小学校の時、ひいおばあちゃんは死んだ。僕はひいおばあちゃんが大好きだった。
僕がひいおばあちゃんの家に、稲刈りやみかん狩りの手伝いに行くといつも必ず僕にお小遣いとして五00円玉をくれる。五00円玉をまったく使わずためていた。
でもある日、ひいおばあちゃんは突然倒れた。
植物状態になってしまったひいおばあちゃんを僕は毎週のように見舞いに行った。手を握っても応答がないひいおばあちゃんを見るのが悲しかった。
入院してから一年、見舞いに行く途中でひいおばあちゃんの容態が急変した。そして僕が病院に入って数分後にひいおばあちゃんは死んでしまった。
僕が来るのを待っていてくれたかにようにひいおばあちゃんは天国へ行ってしまった。
その後の通夜ではたくさんの人が悲しみ泣いていた。人前で泣くのが恥ずかしかった僕は必死に我慢していた。
でもトイレに入り、ひいおばあちゃんの死に顔を思い出すと、泣いてしまっていた。
トイレから出てきた僕の目が赤くなっているの見て気付いたお母さんがこう言ってきた。
「ひいおばあちゃんは最後にひ孫に会えて幸せだったろうね。ひいおばあちゃんからもらった五00玉は大事に使いなさい」
と。それから帰宅してすぐ、五00玉を見た。計算すると二万円も貯まっていた。
僕は改めてひいおばあちゃんが必死に働いていたのを思い出して泣きました。あれから五年以上経つ今でも、五00円玉は大事に保管してある。
ひいおばあちゃんからもらった五00玉は優しさの魂なんだと思う。
ギブ&ギブメルマガより
「物には神が宿る
その神こそが人の想いだと思」うと喜多川泰さんが講演会で話されていました
見た目は同じ500円玉でも
物としては沢山の優しさが詰まった特別な500円玉何ですよね(^^)
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 17:58│Comments(0)
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