2012年08月02日
言葉
「言葉」
ある歌舞伎役者は、
「言葉というものはカミソリの刃のようなものでございますね。
使い方を誤ると自分を傷つけたり、
人様を傷つけたりすることさえあるのですから」
と語る。
ある人は、中学一年生のとき、音楽教師がなにげなく言った
「調子のはずれた、間の抜けた歌だね」
という言葉で、
一生歌を歌わなくなった。
小さいときにいつも母親から
「おまえは不器用だから」
と 言われ続けて育ったある人は、
大人になっても釘1本打てず、
ネジまわしも使えず、靴ひもも満足に結べない。
言葉は口の端から出たとたんに飛び散ってしまうはかないものと思われがちだが、
それがひとたび人の心の隙間に入り込むと、
そこに根を張って、
人の一生を左右するほどの恐ろしい力を発揮することがあります。
古代の人々は、言葉に霊が宿っていて、
その霊が人間に働きかけると信じていたが、
それはこの言葉の恐ろしさをよく知っていたからです。
特に小さい頃に親や先生から受ける
言葉のボディブローの破壊力は大きいものです。
私たちも、この使い方を誤らないよう、
よくよく肝に銘じておかなければなりません。
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出典
[毎朝「一話」出勤前に読む本―言葉のクスリ]
太田 典生
三笠書房
ゆうの100人の1歩より
空メール登録は↓
00551553s@merumo.ne.jp
どんなに正しい事でも言葉の使い方で相手を傷つけてしまう事があります。
大切なのは内容以上に伝え方ではないかと思います
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 20:05│Comments(0)
│今思った事 考えた事