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2012年07月22日

【同質の原理】


まずは一度同調する
同調することにより相手が変わり始める
その後応援してあげれば良いのかもしれませんね


【同質の原理】

(株)FAKEの代表でカリスマホストの井上敬一さんのお話。

〜〜〜

話しを聴くときに大事なことは、“気持ちを聴く” ということです。

現役のとき、こんなことがありました。

3年くらい来てくれていたお客様からこんな相談を受けました。


「会社に嫌な上司がいる。向こうも自分のことを嫌っている。こんな状態で会社に行くのがつらい。どないしたらいいんかな?」


僕はこうアドバイスしました。

「人って話せばわかると思いますよ。

毎日自分からあいさつしたらどうでしょう。

最初は無視されるかもしれんけど、そのうち必ずどこかで向こうの氷が解けだす瞬間があるから、ちょっとずつ距離を縮めていこうよ。

Mちゃんちょっと、暗そうに見えるし、笑顔が足りないなと思う時がある。

ピンチはチャンスっていうから、自分をしっかり正して、最終的にはいい感じになれるように自分自身を変えてみたら?」 


そしたら、ブチ切れられたんです、

「そんなん聞いてないし!」

と怒られました。

僕、心の中で思いました。

「あんた、『どないしたらいいんかな?』って聞いたやんけ!」って(笑)


男って困っている女性を見ると、すぐアドバイスしたくなるんですけど、

アドバイスしてはいけないことの方が多いんです。

いまの僕なら、こう答えると思います。

「あぁ、そうなんだ。大変だね。それってつらいよね」

それで彼女が 「そうなのよ。つらいんだけど、それでも仕事は何とかやっていけるのよ」って言ったら、

「そんな毎日つらい状態なのに、Mちゃんってすごいね」って認めてあげる。

そして彼女が、「机も隣同士だし、もともと中が良かったから、最終的には仲良くなれて、仕事自体楽しくできるようになったらいいと思うから、頑張ろうと思う」 って言ってきたときは、

「どんなときでも前向きなMちゃんはやっぱり素敵だね!」とさらに認めてあげる。

アドバイスをすることよりも大事なのは、

しっかりと理解してあげること、認めてあげることなんですね。

〜〜〜

音楽評論家の湯川れい子さんの講演録。

〜〜〜

16世紀の頃、ヨーロッパでは、精神科医がうつ病の治療に音楽を使っていたそうです。

患者に心地よいと感じる音楽を選ばせると、

破壊音が入った曲やレクイエムのような暗い曲を選んだそうです。

医師は患者が選んだその曲を聴かせます。

すると徐々に病状が回復し、病状の回復とともに、患者は明るい音楽を選ぶようになり、最後には、モーツァルトやビトる図などの明るい音楽を心地よく感じるようになって、

同時に、うつ病がなおっていたという症例が何例も報告されています。

これを 『同質の原理』 と言います。

つらい時や悲しいとき、

「がんばれ!」と励まされるより、

話しを聴いてもらい、「つらかったね」「大変だったね」と同調してもらった方が元気になれるのも、この「同質の原理」です。

その時々の心理状態や体調に合わせた音楽があり、

それは私たちを元気づけてくれる力を持っているのです。

輝く未来ビトより
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 16:12│Comments(0)勉強になります
 
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