心の声

人は無意識にルールを作り

そのルールに従っている

その事に気がついてますか？

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じじいがいつもの公園を散歩していると、


ベンチに一人、


しくしくと小雨のように泣いている、


高校の制服を着た女の子がいた。


じじいはその隣に座って咳払いをし、注意を向けるも、


女の子は構わず小雨を降らしていた。


たまらずじじいは話しかけた。


「かわいい顔が台無しじゃ。


このじじいでよかったら、話を聞こう」


女の子はしばらく考えている風だったが、


話し始めた。


「実は今日、


好きな人に、


大好きな人に、


ひどいことを言われたんです！


う、う、私、そんなつもりじゃないのに・・・


あんなこと言うなんて、


ひどすぎる！


言い返してやりたかったけど、


なんて言ったらいいのか思いつかなくて・・・


う、う、うっ」


じじいは女の子が落ち着くのを待って、


静かに話し始めた。


「ひとついい事を教えよう！


いいか？


ひどいことを言われて傷つくって、


だれが決めたんじゃ？


厳しいことを言うようじゃけど、


“ひどいことを言われたら傷つく”と思い込んでいるだけじゃないんかの〜？


芸能人やプロスポーツ選手を見てみい、


賞賛もあるが、ひどい事も沢山言われておるぞ。


あのカズっちゅうサッカー選手は、


後輩が結果を出せずに日本に帰ってきてファンに“水”をかけられた時こう言ったんじゃ。


『それはお前が代表のエースと認められた証拠だろ？」』


ひどい事を言われたり、


ひどい事をされた時に、


“傷つく”という思い込みをもう辞めて、


相手が認めてくれた証拠、


自分を意識している証拠、


無関心ではない存在になった、


というように思い込んだらどうじゃ？


気持ちが楽になるじゃろう」


女の子は少し笑って言った。


「すぐにはそう思えないかもだけど、


なんかちょっと分かるかも。


きっと、私だから言ってくれたんだって思ったら、


少し嬉しい気がする♪」


「フォ、フォ、フォ。


よかったよかった。


かわいい顔がもったいないから、もう泣くんじゃないぞぃ。


ぷ、ぷ〜」


そう言ってカッコ良く立ち去ったが、


最後の「ぷ」は間違いなくオナラだった。

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ひどいこと＝傷つく


ひどいこと＝怒り


ひどいこと＝仕返し


これらは全部、思い込みですね♪


自分のルールを変えちゃいましょう♪


案外かんたんに変えれるものですよ♪


簡単に変えれると思っちゃえば☆


魂が震える話より
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