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2013年07月18日

一冊のノート

《一冊のノート》

私の家族は父、母、私、弟の四人家族。


弟がまだ六歳の時の話。

弟と私は十二才離れてる。

凄く可愛い弟。


だけど、遊びさかりだったし家に居れば父と母の取っ組み合いに巻き込まれる。

だからほとんど家には帰らない日々だった。

弟は毎日恐く淋しかっただろう。


ある日家に帰ったら、お酒ばかり飲んで人の顔を見れば殴る父が座って一冊のノートを見ながら泣いていた。

私もノートを覗き込んだんだ。

そしたらね父が急に

「ごめんな。」

って言うの。

よく見たら弟がまだ汚い字で物語を書いてた。


僕には楽しいパパ、優しいママ、いつも笑顔のお姉ちゃんがいる。

いつも皆でおいしいご飯を笑いながら食べる。

毎週日曜日は家族でお出かけをする。

僕は皆にいつもいい子されて幸せいっぱい。

毎日笑顔がいっぱい。


そんなような事が沢山書かれてた。

普通なら当たり前なのに私の家では出来ていなかった事が想像で沢山かかれてた。

紛れもなく弟の夢が描かれてた。

父と泣いて読んだ。

母がパートから帰ってきて母も読み泣いた。


その日の夜は揃って鍋をした。

弟は初めての体験。

凄い笑ってた。

父も母も私も照れながら笑った。

それから、少しづつ弟の物語は現実になった。

今では笑顔沢山の家族になりました。


弟の物語はあれ以来書かれなくなった。


ミラクル徹也の『奇跡の言霊』より

子供が望む理想の家庭を想像して書いたストーリー

とても素敵ですね

でもそれが現実になるなんてとても嬉しいですね


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 18:28│Comments(0)感動話
 
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