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2013年01月03日

本気の鍋磨き

《本気の鍋磨き》


帝国ホテルの料理長を

26年間勤め重役になった

村上信夫さんという方がいます。



厨房から初めて

重役になった唯一の人です。



十代のときに

帝国ホテルの厨房に入ってからは

3年間、仕事が鍋磨きのみだったといいます。



一切、料理に触れることが許されませんでした。



何人もの少年が入っても

1年以内にほとんどの人が

辞めてしまったといいます。



その中で

村上さんだけは辞めなかった。


「日本一の鍋磨きになろう」と決意して

3年間鍋をピカピカに磨くことにしました。



自分のところに回ってくる鍋には

料理が残っていても、ソースの味がわからないように

洗剤などが入れられた状態で来るのだそうです。



それを全部、きれいに磨いた。



自分の顔が映るくらい

ピカピカに磨いたといいます。



そうして3、4カ月経ったところで



「今日の鍋磨きは誰だ」


と先輩が聞くようになったそうです。


「今日の鍋磨きはムラ(村上さんの愛称)です」


という答えが返ってくると

そのときだけは洗剤が入っていない状態で

鍋が回ってくるようになった。



村上さんはそれを舐めて

隠し味を勉強するようになり

立派な料理人になったという話です。



どんな人も最初は、お試し期間があります。



今おかれている状況に

文句を言わずに黙々とやっている人に

神は微笑むようです。


~~~

出典

「人生を楽しむ」ための30法則
小林正観著
講談社


ゆうの100人の1歩より
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どんな仕事をしているかではなく

どんな姿勢で仕事をしているかが大切なんですね

目の前の仕事に本気で打ち込めば必ずチャンスが巡ってくるのですね


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 17:02│Comments(0)勉強になります
 
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