2011年10月31日
照らされた道
優しさ
思いやり
感じる心温まる素敵なお話です
ーーーーーーーーーー
それは、25歳の時に起きた出来事だった。
大学を卒業した僕は、
実家の近くで一人暮らしをして、
社会人生活を送っていた。
そんな平凡な毎日の中起こった、
一つの出来事。
いつものように眠りにつこうとしたとき、
ふと電話が鳴った。
母親からだった。
(こんな時間に何の用だろう?)
と電話に出てみると、
親父が倒れたという知らせだった。
かなり重症らしい、と。
一瞬、
目の前が真っ暗になった。
僕はとっさに家を飛び出し、
タクシーを捕まえ病院へ向かった。
「親父が倒れたんです!
急いで病院まで向かってください!」
僕は一刻も早く病院へ向かいたかった。
「わかりました。
急いで向かいましょう!
お父さんは無事だと信じましょう!」
そんな運転手の言葉が、
少し安心感を与えてくれた。
全く他人の運転手だったけど、
一人じゃない!
そんな気がして、
とても嬉しかった。
15分後、
ようやく病院についた。
タクシーの停車地点から病院までは、少し距離があり、
細い道が続いていた。
周りの街灯がほとんどなく、
かなり暗かった。
「お父さんが無事なことを
祈っていますよ!」
その言葉を残し、
タクシーは走り去っていった。
タクシーが走り去っていくと、
その暗さは一層増した。
一人になった瞬間、
急に不安な気持ちが強くなった。
(親父が死んだらどうしよう・・・)
そんな悪いことしか
浮かんでこなかった。
周りの暗さが、
更に不安を強くさせた。
できればタクシーの運転手に、
病院まで一緒についてきてほしかった。
一人になりたくなかった。
でも、見ず知らずの人に
そんなことは頼めなかった。
そんなことを想い、
震えながら暗い道を歩き始めた。
2、3歩進んだときだっただろうか。
急に周りが明るくなった。
(街灯でも点いたのかな!?)
そう思って周りを見渡してみた。
すると、
僕の後ろで・・・・。
さっきのタクシーが
ライトを照らしてくれていた。
走り去ったと思っていたけど、
道を照らすため、
方向転換をし、
戻ってきてくれたのだった。
そして、笑顔で
僕を見送ってくれていた。
「大丈夫だよ。
きっとお父さんは元気になる」
詳しい事情は知らない運転手だけど、
まるでそんな風に勇気づけてくれているようだった。
ついさっき
初めて会ったばかりなのに。
涙が溢れて止まらなかった。
僕は深々とお辞儀をして、
病院へ向かった。
タクシーのライトが照らす、
明るい道を歩いて・・・
そのお蔭で、
不安な気持ちも消え去り、
落ち着いて親父がいる病室へ入ることができた。
親父は過労からのストレスが原因だったようだ。
命の別状はなく、
1カ月の入院の後、
今は元気に生活している。
あの時、僕の不安な気持ちを消し去ってくれた運転手さん。
あんなに優しくしてくださって、
本当にありがとうございました。
人の温かさに触れた
大切な一日だった。
辛い時だからこそ、
感じられる
人の優しさ
そして、
全くの他人へも手を差し伸べられる
心の広さ
そんなことを教わった、
一生忘れられない出来事だった。
(YouTube【とあるタクシー運転手との出来事】より)
メルマガ【輝く未来ビト】より
登録は空メールで
00576250s@merumo.ne.jp
思いやり
感じる心温まる素敵なお話です
ーーーーーーーーーー
それは、25歳の時に起きた出来事だった。
大学を卒業した僕は、
実家の近くで一人暮らしをして、
社会人生活を送っていた。
そんな平凡な毎日の中起こった、
一つの出来事。
いつものように眠りにつこうとしたとき、
ふと電話が鳴った。
母親からだった。
(こんな時間に何の用だろう?)
と電話に出てみると、
親父が倒れたという知らせだった。
かなり重症らしい、と。
一瞬、
目の前が真っ暗になった。
僕はとっさに家を飛び出し、
タクシーを捕まえ病院へ向かった。
「親父が倒れたんです!
急いで病院まで向かってください!」
僕は一刻も早く病院へ向かいたかった。
「わかりました。
急いで向かいましょう!
お父さんは無事だと信じましょう!」
そんな運転手の言葉が、
少し安心感を与えてくれた。
全く他人の運転手だったけど、
一人じゃない!
そんな気がして、
とても嬉しかった。
15分後、
ようやく病院についた。
タクシーの停車地点から病院までは、少し距離があり、
細い道が続いていた。
周りの街灯がほとんどなく、
かなり暗かった。
「お父さんが無事なことを
祈っていますよ!」
その言葉を残し、
タクシーは走り去っていった。
タクシーが走り去っていくと、
その暗さは一層増した。
一人になった瞬間、
急に不安な気持ちが強くなった。
(親父が死んだらどうしよう・・・)
そんな悪いことしか
浮かんでこなかった。
周りの暗さが、
更に不安を強くさせた。
できればタクシーの運転手に、
病院まで一緒についてきてほしかった。
一人になりたくなかった。
でも、見ず知らずの人に
そんなことは頼めなかった。
そんなことを想い、
震えながら暗い道を歩き始めた。
2、3歩進んだときだっただろうか。
急に周りが明るくなった。
(街灯でも点いたのかな!?)
そう思って周りを見渡してみた。
すると、
僕の後ろで・・・・。
さっきのタクシーが
ライトを照らしてくれていた。
走り去ったと思っていたけど、
道を照らすため、
方向転換をし、
戻ってきてくれたのだった。
そして、笑顔で
僕を見送ってくれていた。
「大丈夫だよ。
きっとお父さんは元気になる」
詳しい事情は知らない運転手だけど、
まるでそんな風に勇気づけてくれているようだった。
ついさっき
初めて会ったばかりなのに。
涙が溢れて止まらなかった。
僕は深々とお辞儀をして、
病院へ向かった。
タクシーのライトが照らす、
明るい道を歩いて・・・
そのお蔭で、
不安な気持ちも消え去り、
落ち着いて親父がいる病室へ入ることができた。
親父は過労からのストレスが原因だったようだ。
命の別状はなく、
1カ月の入院の後、
今は元気に生活している。
あの時、僕の不安な気持ちを消し去ってくれた運転手さん。
あんなに優しくしてくださって、
本当にありがとうございました。
人の温かさに触れた
大切な一日だった。
辛い時だからこそ、
感じられる
人の優しさ
そして、
全くの他人へも手を差し伸べられる
心の広さ
そんなことを教わった、
一生忘れられない出来事だった。
(YouTube【とあるタクシー運転手との出来事】より)
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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 09:59│Comments(3)
│感動話