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2011年08月21日

スポーツマンシップ

真のスポーツマンシップとはこれ!

そう感じる素敵な話です♪


ーーーーーーーーーー


ウェスタン・オレゴン大学4回生の、サラ・トゥホルスキーはソフトボールの決勝戦に出場していました。


対戦相手はセントラル・ワシントン大学。

両校とも過去にディビジョン2のトーナメントで勝ち上がってきたことは無く、とても大事な試合だったわけです。


「最初の球はストライク。そのあと打った球のことは覚えてなくて、覚えてるのはとにかく打ったということだけよ」


彼女の打ったホームランは場外に飛んでいきました。


4年間続けてきたソフトボール、チームも9連勝中で、
彼女もヒットを打つなど活躍していましたが、ホームランはまだ一度も打ったことがありませんでした。


彼女はかなり小さい体格なので、この場面でホームランを打つなんて予想外のことだったのです。


それだけにこのホームランは、卒業前の最後の舞台で彼女がヒーローになれた瞬間だったわけです


ところが興奮いっぱいに走る彼女は、1塁を踏み外してしまいました。


気づいた彼女は1塁に戻ります。


しかしひざが故障してしまい1塁に戻る途中で崩れるように倒れてしまいます。


彼女はなんとか走ろうとしますが、もう1塁にもたどり着けません。

もしチームメートやコーチが助けると、ホームランは無効となります。


すでに塁にいたランナーはホームに帰ってきています。

このホームランを有効にするには、彼女一人の力でホームベースに帰らなくてはいけないのです。


そのときのことをコーチはこう説明しています。

「4年間で初めてのホームラン、それを彼女から取り上げたくない気持ちが心によぎりました。それと同時に彼女のことが心配でした。」


彼女に直接手を差し伸べてしまえばアウトになるため、審判は次のように提案しました。

「ルール上、残された選択肢は彼女を別の選手と交代させ、3ランホームランではなく、2点タイムリーヒットとして記録する」


コーチは「わかりました」と告げました。


すると横から

「私たちが彼女を運んでベースにタッチさせてもいいでしょうか」

という声が掛かります。


見ると相手チームのホルツマン選手でした。


同じくラストシーズンとして4年生の彼女自身も、シーズンが終わればひざの手術をすることになっていました。


彼女は試合の度にひざが痛みましたが、彼女にとっても最後のシーズンを欠場したくないため、手術を先延ばしにしていたのです。


そんな彼女が自分の最後の試合で、4年間敵チームの選手として知っているだけの相手を助けると申し出たのです。


ホルツマンとリズ・ワラスの2人で彼女を持ち上げ、ベースをゆっくりと回りました。

確実に彼女をベースに踏ませながら…。


靱帯の損傷と思われる苦痛に耐えながら、サラはベースを踏んでいきます。


「ベースにタッチしながら3人で笑っちゃったわ。

観客から私たちがどんな風に見えているのか想像できなかった。

だけどおかしかったのよ。

リズと二人で運びながら左足に触れないように気をつけたの。

そしてその左足が優しくベースに触るようにしていたら、くすくすと笑えてきたのよ。」


あとで彼女はこう伝えています。


「正直言うと、私が同じ立場でも誰かがそうしてくれたらうれしいと思う。

私はソフトボール経験が長いから、彼女に触れることができるのを知ってたの。

私のアイデアだったけれど、きっと誰でも同じことをしたと思うわ。」


こうなると、どちらが勝ったかというのは重要じゃなくなるような気がします。


本当のスポーツマンシップとは何か。


3人がホームベースにたどり着いたときの、球場の鳴り止まぬ歓声と拍手が聞こえるかのようです。

〜〜〜

「らばQ」より転載


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☆優しさをありがとう・感謝☆
霜鳥


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Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 08:39│Comments(0)感動話
 
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