2011年05月11日
号泣です
大学時代の同級生仲間で、1年の時から付き合ってるカップルがいました。
仲良しで、でも二人だけの世界を作ってるわけじゃなく、みんなと仲良くしてました。
私は女の方の一番の友達だったんだけど、彼氏とも仲良くしてたわけです。
大学を卒業しても交流があったし、何度か会った時も二人は一緒で、
本当に仲良しだなァって思ってたわけです。
最後に3人で会った時、「結婚しないの?」って聞いたら、
「うん、まあね・・・。」とお茶を濁す様な返事。
その後、彼女が病気だった事がわかって入院して、
彼は仕事の行きと帰りに欠かさず彼女のお見舞いしてました。
私も何度も行きました。
病名は水頭症(脳腫瘍の一種?)でした。
結局、治療も空しく、彼女はこの世の人ではなくなってしまったんです・・・。
私たちが25歳の夏でした。
お通夜と告別式の手伝いに行った時、喪服を着てチョコンと座ってタバコを吸っている彼に、
「・・・なんて言って良いか、わかんないよ・・・。」
と泣きながら私は言いました。
すると彼は、
「そうだね。でも、これでアイツが他の誰の物にもなら無い事が決まったしね。」
と、ニッコリと笑顔で言いました。
私は耐えられなくて号泣。
それでも彼は殆ど無表情で、まあまあと私の肩を抱いてくれました。
出棺の時、
「これが最後のお別れです。」
って式場の人が言った途端、
彼は耐え切れなくなって、
崩れるようにボロボロと涙を流し始めました。
子どもの様に、大きな声をあげて。
その姿を見て、またしても私は号泣でした。
数日後、少し落ち着いてから、彼と会いました。
見て欲しい物があるって。
それは彼女が昏睡して意識を失う前に書いた、最後の手紙だったんです。
彼が、
「俺はね、アイツを励まそうと思って、『結婚しようよ。』って言ったんだ。
そうしたら、アイツは
『病気が治ったら結婚届けを出そうね。』
って言ってた。
俺は『間違いなく治るからさ』って励まして、役所に行って結婚届け貰ってきた。
でも俺は本当はもう無理だって知ってたんだ。
でも励ましたかったんだ。
アイツが死んだ日に、アイツのお父さんが黙ってこれを渡してくれた。」
と言って、私に手紙を渡してくれました。
中には見慣れた彼女の筆跡でこう書いてありました。
「うそつき。
でも凄く嬉しかった。
本当にそうなったらなって何度も思いました。
私にはあなたの代わりはもう見つからない。
だから私はずっとあなたの物。
だけどあなたの代わりはいるんだよ。
気にしないで良いからね。
落ち込んだあなたを、きっと一番励ましてくれるだろう人が誰なのかは、わかってるから。
その人にこの手紙を見せてあげて下さい。
本当にありがとうございました。
じゃあね!」
って。
私はその手紙を見て、人前なのにまたしてもボロボロに号泣してしまって。
彼が、「それは多分、君の事なんじゃないか?」って。
うん。
私は前から彼が好きだった。
あれからずーっと引きずってる彼と仲良くして4年。
今度結婚します。
_______
「魂が震える話」より
00526431s@merumo.ne.jp
(空メール送信で登録♪)
仲良しで、でも二人だけの世界を作ってるわけじゃなく、みんなと仲良くしてました。
私は女の方の一番の友達だったんだけど、彼氏とも仲良くしてたわけです。
大学を卒業しても交流があったし、何度か会った時も二人は一緒で、
本当に仲良しだなァって思ってたわけです。
最後に3人で会った時、「結婚しないの?」って聞いたら、
「うん、まあね・・・。」とお茶を濁す様な返事。
その後、彼女が病気だった事がわかって入院して、
彼は仕事の行きと帰りに欠かさず彼女のお見舞いしてました。
私も何度も行きました。
病名は水頭症(脳腫瘍の一種?)でした。
結局、治療も空しく、彼女はこの世の人ではなくなってしまったんです・・・。
私たちが25歳の夏でした。
お通夜と告別式の手伝いに行った時、喪服を着てチョコンと座ってタバコを吸っている彼に、
「・・・なんて言って良いか、わかんないよ・・・。」
と泣きながら私は言いました。
すると彼は、
「そうだね。でも、これでアイツが他の誰の物にもなら無い事が決まったしね。」
と、ニッコリと笑顔で言いました。
私は耐えられなくて号泣。
それでも彼は殆ど無表情で、まあまあと私の肩を抱いてくれました。
出棺の時、
「これが最後のお別れです。」
って式場の人が言った途端、
彼は耐え切れなくなって、
崩れるようにボロボロと涙を流し始めました。
子どもの様に、大きな声をあげて。
その姿を見て、またしても私は号泣でした。
数日後、少し落ち着いてから、彼と会いました。
見て欲しい物があるって。
それは彼女が昏睡して意識を失う前に書いた、最後の手紙だったんです。
彼が、
「俺はね、アイツを励まそうと思って、『結婚しようよ。』って言ったんだ。
そうしたら、アイツは
『病気が治ったら結婚届けを出そうね。』
って言ってた。
俺は『間違いなく治るからさ』って励まして、役所に行って結婚届け貰ってきた。
でも俺は本当はもう無理だって知ってたんだ。
でも励ましたかったんだ。
アイツが死んだ日に、アイツのお父さんが黙ってこれを渡してくれた。」
と言って、私に手紙を渡してくれました。
中には見慣れた彼女の筆跡でこう書いてありました。
「うそつき。
でも凄く嬉しかった。
本当にそうなったらなって何度も思いました。
私にはあなたの代わりはもう見つからない。
だから私はずっとあなたの物。
だけどあなたの代わりはいるんだよ。
気にしないで良いからね。
落ち込んだあなたを、きっと一番励ましてくれるだろう人が誰なのかは、わかってるから。
その人にこの手紙を見せてあげて下さい。
本当にありがとうございました。
じゃあね!」
って。
私はその手紙を見て、人前なのにまたしてもボロボロに号泣してしまって。
彼が、「それは多分、君の事なんじゃないか?」って。
うん。
私は前から彼が好きだった。
あれからずーっと引きずってる彼と仲良くして4年。
今度結婚します。
_______
「魂が震える話」より
00526431s@merumo.ne.jp
(空メール送信で登録♪)
Posted by 毎日コツコツ(霜鳥) at 10:53│Comments(6)
│感動話
この記事へのコメント
はじめまして もう・・・泣きながら読んでしまいました
きっと お二人が結ばれる事を誰よりも喜ばれ祝福していると思います。
どうぞ 3人分のお幸せをお祈りします。
きっと お二人が結ばれる事を誰よりも喜ばれ祝福していると思います。
どうぞ 3人分のお幸せをお祈りします。
Posted by みるくゆがふう at 2011年05月11日 14:26
こんばんは
感動して涙が止まりません…
こういう人生もあるのですね…
愛…与えるもの
本当の愛だったと思いました!
素敵なお話をありがとうございます
感動して涙が止まりません…
こういう人生もあるのですね…
愛…与えるもの
本当の愛だったと思いました!
素敵なお話をありがとうございます
Posted by ルミ at 2011年05月11日 20:38
はじめましてo(^-^)o
とても良いお話ばかりですね。
これからちょくちょく読ませていただきます♪
とても良いお話ばかりですね。
これからちょくちょく読ませていただきます♪
Posted by Rookie at 2011年05月11日 22:19
足跡からお邪魔してます^-^
胸にジーンっときました(T_T)
久々にこんな気持ちになります。
有難うございました☆
胸にジーンっときました(T_T)
久々にこんな気持ちになります。
有難うございました☆
Posted by moani at 2011年05月12日 03:20
はじめまして、足あとから遊びにきました^^。
最後に「結婚します」の言葉を見て、本当に良かったと思いました。 にく子
最後に「結婚します」の言葉を見て、本当に良かったと思いました。 にく子
Posted by 福のにくはら at 2011年05月12日 12:27
皆さんコメントありがとうございます
これからも良い話が有ったら載せますので
一緒に感動を共有しましょう
コメント有り難うございます
これからも良い話が有ったら載せますので
一緒に感動を共有しましょう
コメント有り難うございます
Posted by 毎日コツコツ at 2011年05月17日 04:56